ペインクリニック八反丸(松戸市)では、神経ブロック療法、高周波熱凝固法、
ボトックス療法など、手術を行わない様々な方法で、痛みの治療を実施している。
八反丸善文院長は「手術と保存療法との間を埋める治療法であり、痛みを取り除
いて日常生活の質を上げていくことが目的」と治療方針を話す。
特に脊髄(せきずい)の硬膜外腔(こうまくがいくう)に麻酔薬を注入する硬膜外ブロックや神経根ブロックなどに力を入れており、患者の9割以上に神経ブロックを実施しているという。より安全性を高めるために、専用のエックス線透視装置を導入し、硬膜外ブロックを受ける患者のうち、初めて治療を受ける腰痛患者らは透視下で行っている。八反丸院長は「注入した薬剤が入っていくのが確認できるので、診断と治療が同時にでき患者にとっても安心感がある」と説明する。
しかし、脊髄周辺に注射を打つ場合は危険も伴う。患者の服用している薬によっては、重大な合併症を引き起こす可能性もある。八反丸院長は「危険性を伴う治療なので、紹介状や患者の服用している薬や状態などの情報が非常に重要」と語る。
読売新聞 2009年12月6日 千葉地方版 32面